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【相続】見落としがちな財産?私道・デジタル・海外資産

相続のご相談を受けていると、
「見落としている財産があるかもしれず不安だ」
「財産はだいたい把握しているつもりだったのに、あとから見つかって困った」
という声をよく耳にします。

相続財産というと、預貯金や不動産を思い浮かべる方が多いですが、実際にはそれ以外にも相続の対象となるものは数多く存在します。
相続財産の見落としがあると、
・遺産分割協議をやり直すことになる 
・相続税の申告を修正しなければならない 
・相続人同士のトラブルにつながる 
といった問題が生じることもあります。

この記事では、司法書士としての実務経験をもとに、特に見落とされやすい相続財産について、分かりやすく解説します。

目次

相続で「財産の見落とし」が起きやすい理由

相続財産は、現金や不動産のように分かりやすいものだけではありません。
法律上は、金銭的に価値のあるものはすべて相続財産になり得ると考えられています。
そのため、
・書類が残っていない 
・権利関係が分かりにくい 
・インターネット上や海外にある 
といった財産ほど、相続の場面で見落とされやすくなります。

あとから見つかると、なぜトラブルになるのか

相続財産は、原則としてすべてを把握したうえで遺産分割を行う必要があります。
分割後に新たな財産が見つかると、協議のやり直しが必要になる場合があったり、相続人間の関係が悪化してしまったりすることも少なくありません。

見落としやすい相続財産① 私道・共有持分

私道は、固定資産税が非課税となっていることも多く、課税明細を見ても記載がなく、相続財産として認識されないことがあります。
特に、
・自宅敷地の一部が道路として使われている 
・近隣と共有している細い通路 
・旗竿地の通路部分 
などは要注意です。

私道の有無は、登記事項証明書や公図を確認することで判明することが多く、専門家が調査して初めて気づくケースも珍しくありません。

見落としやすい相続財産② 借地権・使用権

土地を借りて建物を建てている場合、借地権(土地を使用する権利)も相続財産になります。
「土地は借りているだけだから関係ない」と思われがちですが、借地権には財産的価値があるため、相続の対象となります。
借地契約書が古く、内容が分かりにくい場合も多く、権利関係の整理には専門的な判断が必要になることがあります。

見落としやすい相続財産③ 手元現金・タンス預金

通帳に載らないお金は特に要注意です。

現金は記録が残りにくいため、見落としやすい財産の代表例です。
・自宅の金庫 
・引き出し 
・仏壇周り 
・貸金庫 
などに保管されている現金が、相続後に見つかることもあります。
後から現金が見つかると、「聞いていない」「隠していたのでは」といった不信感につながりやすいため、相続人間のトラブルを防ぐためにも早い段階での確認が重要です。

見落としやすい相続財産④ 車・バイクなどの動産

車やバイクも相続財産に含まれます。

名義変更をしないまま使用していると、売却や廃車の際に手続きが進まなくなることがあります。
車検証で所有者を確認し、ローンが残っていないかも併せて確認しておくと安心です。

見落としやすい相続財産⑤ 入院給付金・未収金

医療保険の入院給付金など、被相続人が受け取るはずだったお金が、亡くなった後に支払われるケースもあります。
このような亡くなった後に受け取るお金も相続財産に含まれることがあるので注意が必要です。
こうしたお金は保険会社・勤務先への確認が重要です。
「もう終わったと思っていた」「請求していなかった」という理由で漏れてしまうこともあるため、確認が大切です。

見落としやすい相続財産⑥ 生命保険契約に関する権利

相続開始時点で保険事故が発生していない場合、生命保険契約そのものの権利が死亡保険金とは別に相続財産として扱われることがあります。
判断が難しい分野のため、自己判断せず、専門家に確認することをおすすめします。

最近増えている相続財産の見落とし|海外資産・デジタル資産

海外にある預金や証券、不動産も相続財産です。
近年は国際的な情報共有が進み、申告漏れが問題になるケースも増えています。
暗号資産や電子マネー、ポイントなどは、スマートフォンやパソコンの中にしか情報がなく、ご家族が存在を把握していないことも少なくありません。
デジタル資産・海外資産は、今後ますます重要な相続財産となっていく分野です。
「知らなかった」では済まされない時代に変化しています。

相続財産の見落としを防ぐために大切なこと

相続では、「どう分けるか」よりも前に、「何が相続財産なのかを正確に把握すること」が重要です。
司法書士は、不動産調査や相続登記を通じて、相続財産の全体像を整理するお手伝いができます。

相続で不安を感じたら、早めの相談をおすすめします

相続は、「誰がどれだけ相続するか」だけでなく、「そもそも何が相続財産に当たるのか」を正しく把握することがとても重要です。
私たちが日々ご相談を受ける中でも、「もっと早く相談してくれていれば…」というケースは少なくありません。

・何が相続財産になるのか分からない 
・財産調査をどこまでやればいいのか不安 
・相続登記とあわせて全体を整理したい 
このようなお悩みがある方は、問題が大きくなる前に、一度専門家にご相談ください。
司法書士・行政書士すずき事務所では、相続登記をはじめ、相続に関する手続きを分かりやすく、丁寧にサポートしています。

初めての方でも安心してご相談いただけますので、お気軽にお問い合わせください。

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